
キャリア形成支援
一人ひとりの「働きやすさ」「やりがい」に向き合います
当科には様々な働き方、キャリアをもった医師が在籍しており、多様性のある麻酔科となっています。
働き方については、画一的なサポートではなく、一人ひとりの背景や目指すキャリアをふまえて、働きやすさとやりがいが両立するよう調整しています。

風通しの良い職場で、休みもとりやすいです。どんなことでも相談しやすい雰囲気があります。

臨床と研究が両立できるようにスケジュール調整していただいています。

ペインクリニックに興味があるので、研修プログラムにペインを組み込んでもらいました。

長年、基礎研究に従事していましたが、臨床医学にも興味があり、週1回麻酔科で勤務しています。

短時間勤務・当直免除で勤務しています。子どもの成長に合わせて働き方を相談していま す。

男性医師ですが、半年間の育児休暇を取得しました。男女問わず、育児休暇の取得が可能です!

麻酔科標榜医を取得したタイミングで、キャリアプランを再考することもできます!

「遅番制度」があるので、手術時間が延長してもスムーズに引継ぎができます。
診療部長の思い

診療部長、准教授
三枝 勉
私自身も半年間の育休を取得しましたが、「育児よりも仕事の方が楽なのでは…?」と感じるほど、育児は想像以上に大変なものでした。これまで私は、仕事と子育ての両立に苦しみ、やむを得ず大学から離れていった優秀な女性医師たちを数多く見てきました。そのたびに、「何かサポートできることはなかったのだろうか」と悔しい気持ちを抱いており、女性医師のキャリア支援は私にとって大きなテーマとなっています。
結婚や出産、子育てといったライフイベントを理由に、キャリアを諦めざるを得ない状況を少しでも減らしたい―そう願っています。働き方に柔軟性があれば、優れた能力を持つ医師たちが、環境に左右されずに活躍し続けることができると信じています。
また、制度の整備だけでなく、現場での理解や風土づくりも同じくらい重要だと感じています。今後も、医師一人ひとりの多様な人生を尊重し、安心して長く働ける環境づくりに力を注いでいきたいと考えています。
他病院の先生方や、他科の先生方も、どうぞお気軽にご相談ください!
働き方の選択肢について
当科では、一人ひとりの事情やライフステージに寄り添った柔軟な働き方の調整が可能です。医師としてのキャリアと私生活の両立が求められる場面でも、勤務時間や勤務形態に配慮したサポート体制を整えています。
勤務形態の調整や子育て支援のサポート例
●短時間勤務制度
●日直・当直の配慮
●勤務時間の調整(時差出勤や遅番制度)
●育児休暇(男性医師の育休取得も奨励)
●子の看護休暇
遅番制度
当院における「遅番制度」とは、通常の勤務時間よりも出勤時間を遅らせ、その分夕方以降の手術や業務に対応する麻酔科医を配置する勤務形態のことを指します。曜日ごとに2名程度の遅番担当医が割り当てられており、夕方以降に予定されている症例や緊急手術にもスムーズに対応できる体制が整えられています。

